緊急事態宣言下のささやかな楽しみ その26「ブックカバーチャレンジ、やってみた」

「STAY HOME」を受けて、さまざまなバトンが登場しました

GW前半、何人かのFacebook朋友が幼少期の写真をアップしたり、お気に入りのボーカリスト4人を紹介したりするのを目にしていましたが、そのなかでも大変そうに映ったのが、好きな本を1日1冊ずつ7日間投稿し、1冊ごとにひとりを招待するという「7日間ブックカバーチャレンジ」
個人名ではほとんど投稿していないし、ワタクシのところにバトンが回ってくることはないだろうと安心していたら、連休も終わろうとするタイミングで、相棒から指名を受けてしまいました。

「7日間ブックカバーチャレンジ」の概要とルール

【目的】読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ
【ルール】①参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
②本についての説明なしに表紙だけの画像をアップする
③毎日1人をチャレンジに招待し、バトンをつないでもらう

ただし、毎日でなくてもいいし、7冊にとらわれなくてもいい。
本の内容に触れてもいいし、バトンもつないでもつながなくてもいいと、ルールの改変も自由に行われているようです。

本を読むのは好きだけれど、最近は所有することをできるだけやめているワタクシ。
指名者の自分ルールを踏襲し、3冊だけ紹介することにしたのでした。

1日目『あの人が愛した昼めしの店』(NHK「サラメシ」制作班・編 主婦と生活社・発行)

この本を手に入れたのは、名古屋市内のそれほど大きくない書店。
名古屋出身で新宿のチームに移籍したゴスペル朋友が「人生最後に食べたい」というほどに絶賛していたパスタの店を訪ねる前、気になる本を手に取って眺めて時間つぶしをしていたなかで出合った1冊です。
NHKの「サラメシ」については、そういう番組があるという認識でしかありませんでしたが、お江戸での食べ歩きのガイドとして使えると思ったのと、当時、名古屋チームで練習を始めていた「つばさ」を歌っていた本田美奈子さんのエピソードが載っていたことが、この本を買うきっかけとなりました。

以来、本田美奈子の愛したしょうが焼きを皮切りに、三代目・江戸屋猫八が愛したジュージュー焼き、青島幸男が愛したかき揚げ定食、勝慎太郎が愛したハンバーグ…と訪ね歩き、今やイブクロの記憶を書き綴るためのバイブル的存在。
ゴスペル朋友や職場の人に貸しても非常に評判がよく、これからも所有していたいと思わせる数少ない1冊です。

『あの人が愛した昼めしの店』からのバトンは、ゴスペルレッスン前の腹ごしらえにしばしば付き合ってくれるYさんへ。
緊急事態宣言発令直前に計画していた「安西水丸が愛したマトンカレー」を食べに行く話も、改めて実現させなくっちゃね。

2日目『うまい日本酒を飲もう!』(ぴあMOOK)

Facebookでは相棒の投稿にタグ付けされ、行きつけの酒屋で買ってきたお酒に合わせた食卓風景や、酒蔵や角打ちに飲みに行った話、「居酒屋●●線」と称して電車のなかでダメな大人になった話などがアップされていますが、日本酒が飲めるようになったのはほんの数年前。
ゴスペルを始めるよりも最近の話です。

日本酒への興味が増すなか、参考書的に使える酒の本が欲しいと思っていたところ、本宅近くにある某食品メーカーの直売店の一角に、観光ガイドと一緒に置かれていたのがこの本。
▼日本酒の基本▼47都道府県の銘酒図鑑▼造り手や蔵元の紹介▼名酒場案内、など、知りたいと思っていた基礎的な事柄がコンパクトにまとまっていて、どうしても欲しくなりました。
発行は2015年と若干古いですが、幸いにも中古本をネット上で見つけることができ、飲んだお酒の傾向を分析したり、傾向別の料理を考える参考にしたり、旅の前に事前学習したりと役に立っています。

今回の騒動が収束したら、酔い仲間と杯を重ねたいし、旅先で地酒を買って味わいたい。
そのためにも、今は近場で手に入るお酒をこぢんまりと楽しみ、STAY HOMEに努めます。

『うまい日本酒を飲もう!』からのバトンは、松本の酔い店で知り合ったIさんへ。
ぜひともまたご一緒して、お酒や旅の話を聞かせていただきたいものです。

3日目『TV美食日語 聽力Live大作戰』(中間多恵・審校 賴巧凌・編著 笛藤出版・発行)

初めての台湾旅の後に中国語を始めて10ン年になるとはいえ、必要以上に人とやり取りしたくない性格なので、旅に出て困らない程度からは一向に進歩なし。
そんなレベルにしては食べ物に関するボキャブラリーはわりと豊富で、現地の人から「どうしてそんな単語を知っているの?」と驚かれることもありました。
その理由が、この『TV美食日語 聽力Live大作戰』
かつて日本で放映されていた『どっちの料理ショー』を題材とした、台湾人学習者向けの日本語のテキストです。

付属のMP3ディスクには、調理器具の名称や食材の名前、調理の手順などが日本語→中文の順で入っており、まさに「聞く食べ物用語集」
テキストを広げれば、小林肉包子さんの挿し絵が実にイイ味を出しています。

台湾人学習者向けの日本語テキストは何冊か買ったけれど、大部分は処分してしまったし、見返すことがあるのはこの本だけ。
やっぱりワタクシにとっては、語学の学習も食べ物からでないと成り立たないみたいです(笑)

『TV美食日語 聽力Live大作戰』からのバトンは、初めての台湾旅を共にし、「『パンヤオ』で通じるよ」といって中国語に手を出すきっかけをつくってくれたC嬢へ。
ミステリーが好きで、自身でもモノ書きを続けているC嬢、どんな本が出てくるかを期待しちゃいます。

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ワタクシの「ブックカバーチャレンジ」はココまで。
でも、どうせバトンを受けるなら「腕立て伏せチャレンジ」やりたかったな(笑)

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