8月8日。今シーズン2回目の18きっぷ移動は
新型コロナウイルスの感染拡大傾向が止まらないため、当初予定していた泊まりでの乗り鐵旅をキャンセル。
それでも近場へ日帰りでと調べたところ、思いがけずこんなきっぷが取れました。
少し前に見た時には、満席で取れなかったきっぷ。
やはりこの状況下で、遠出を見合わせた人がいたようで。
パークアンドライドができる駅にクルマを置いて、やって来たのは小淵沢駅。
乗ってきた列車を見送ってほどなく、これから乗る車両が入線してきました。
でも、発車まで30分ほどあることですし、車内で飲み食いするモノを買い出しに改札の外へ出るとしましょうか。
と、改札脇に新旧のあずさに加えて、こんなプラレールを発見。
年ごろの子どもがいたら、買い与えていたかもです(笑)
日本一標高の高い地点を走る「のってたのしい列車」
快速HIGH RAIL 1号は、小海線ホームからの発車。
発車時刻までまだ間がありますが、ホームへまいりましょう。
お客さんは、ファミリー、同性同士のグループ、「鐵」な人と、思ったよりもまちまちです。
小海線は「八ヶ岳高原線」の別名を持つ、JRで日本一標高の高い地点を走る路線。
JR標高の高い駅ベストテンのうち、9駅がこの沿線にあります。
お約束のショットを求めて、カメラを構える人たちが続々と。
我々も押さえておかなくちゃね。
発車10分前に乗車が始まりました。
乗車口は連結部に近い1カ所のみ。
紺色のスーツを着たアテンダントが出迎えてくれます。
車内の様子
乗車口脇のウェルカムボードを写真に収め、
右へ進むと1号車。
シングルシートとペアシートが窓に面して配置されています。
シートも星座柄。
2号車は、進行方向を向いたリクライニングシートになっています。
最も小諸寄りにあるギャラリーは、ドーム型の天井とそれを取り巻く書棚が特徴的です。
書棚に並ぶ天文関係の書籍は、席に持って行って読むのもOK。
沿線の風景
定刻どおり小淵沢駅を発車した列車は、大きく回り込んだ後、北東に向けて進路を取っていきます。
列車は上るよ、ぐんぐんと。
甲斐大泉では、駅員さんがアルクマのうちわを振って見送ってくれました。
「まもなく左手に見えるのが、吐竜の滝でございます」
席とは反対方向ですが、それっぽい谷は見て取ることができました。
発車から25分ほどで、最初の停車駅である清里へ。
「発車時間は11:14となりますので、お乗り遅れのないようにお戻りください」
我々を含め、車外へ出る人も少なくないようです。
標高1274mの清里駅。
空気も空の色も高原です。
反対側のホーム脇には、かつて小海線で運用されていた蒸気機関車C56が展示されています。
C56は大型機関車が入れない地方の簡易線のために開発された小型機関車。
1941年からおよそ30年にわたり、沿線の林業や農業を支えてきた存在でした。
現在、小海線沿線で静態保存されているC56は5両。
解体寸前まで荒廃したC56-149号機が清里駅で展示されるようになったエピソードについては、以下のサイトに詳しく記されています。
https://readyfor.jp/projects/kiyosatoc56149
すっかり長くなってしまったので、乗り鐵編②へ続きます。
路線情報
★小海線
小淵沢~小諸間の31駅、78.9kmで運行。
★HIGH RAIL 1375
小海線の小淵沢~小諸間で、週末および休日に運行する観光列車(小諸行き1~2便、小淵沢行き1便)
キハ100形、110形を改造した2両編成で、小淵沢寄りが1号車、小諸寄りが2号車。
全車指定席につき、乗車券(青春18きっぷも使用可)に加え、指定席券(通常期大人840円)が必要。
https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/highrail1375.html
“18きっぷで行く小海線旅 乗り鐵編① 【HIGH RAIL 1375(山梨県北杜市~長野県小諸市)】” への1件の返信
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