2年越し、●●を果たす瀬戸内旅 1章4節「呉発祥、元祖の店で食す」

10月1日。おやつの前に腹ごなし(笑)

夏が戻ってきたような強い日差しのなかを歩いてやって来たのは、入船山記念館。
1998年(平成10)に国の重要文化財に指定された旧呉鎮守府司令長官官舎を中心に、郷土館、歴史民俗資料館(近世文書館)などがあり、呉の歴史をたどるにはまたとない施設とされています。

呉市立美術館とともに文化ゾーンを形成するこの一帯。
「山」というだけあって、立派な木立に囲まれています。

その正面に建つ洋館が、旧呉鎮守府司令長官官舎。
1905年(明治38)の芸予地震で崩壊した後に再建築され、1945年(昭和20)の終戦までに歴代32名の司令長官とその家族が暮らしていた建物です。

戦後、呉に進駐した連合国軍司令官の官舎として利用されるなかで大幅な改造がされたこの建物。
1991年(平成3)から行われた解体修理により、白く塗られた壁の下の金唐紙など、再建時の姿がよみがえりました。

そんななかでも、最もワタクシの関心を引いたのは、1930年(昭和5)9月に軍艦「出雲」で行われた海軍艦上午餐会の献立。
元になった『海軍割烹術参考書』も、一度お目にかかってみたいものです。

さて、ボチボチおやつに行きますかね。

アクセス

入船山記念館からはおよそ1km。
アーケードのある大通り(国道185号)沿い、和庄中学校入口交差点の近くにある、元祖呉冷麺のお店「珍来軒」です。
空港からのバスもココの前を通ります。

冷麺といっても韓国や盛岡しか知らなかったワタクシですが、麺食いとしては試してみなくてはと。
そして、せっかく食べるなら元祖の店へ行ってみたいと思うのは、ごくフツーの心理にほかなりません。

メニュー

呉冷麺を看板メニューに、中華そばやワンタン麺、点心も。
いろいろ食べたい旅行者にとって、小サイズがあるのはありがたいです。

店内は満席だったので、券売機でポチッとして、

外で待ちましょう。
冷麺の小ひとつをふたりで分けるのでは申し訳ないように思い、えび焼売も付けておきました。
汗をかいた後だけに、ビールが休止中だったのは残念。

こういう店だから、回転は速いはず―。
そう見込んだのは間違っていませんでした。
席数はカウンターとテーブルで30ほど。

入り口に近い壁には、額に入ったサイン色紙が飾られています。

いただきます

平打ち麺で甘味とピリッとした辛さが広がるスープが特色という、珍来軒の呉冷麺。
背景の写真を見ても、正直いってイメージができません。

■呉冷麺 小(750円)
韓国冷麺や盛岡冷麺のように透き通った麺でもないし、冷やし中華よりはスープ多め。
麺とスープをよく混ぜ、好みで酢辛子か黒酢をかけるのが食べ方です。

具はチャーシューとゆで卵、エビ、千切りのキュウリ。

平麺というわりに麺は細く、チキンラーメンよりわずかに太い程度。
若干柔らかいゆで加減も味のうちです。
クリアなスープは、デフォルトでも十分ピリ辛。
酢辛子も結構来ますなぁ。

■えび焼売(480円)
エビを目いっぱい主張しているわけでない一方で、すり身の弾力が力強い。
濃いめの味にビールが欲しくなります。

食べ終えて外へ出ると、どうやら我々の分で売り切れになったよう。
つくづくいいタイミングでありつけました。

店舗情報

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