4月9日。合宿のメーンイベントなり
相棒の骨折がきっかけで発足した湯治部。
その仕上げ合宿ですから、宿も温泉にこだわってセレクトしました。
指宿ならではの温泉といえば、何といっても砂むし。
日本国内はもとより、世界でも珍しいうえ、普通の温泉に浸かる3~4倍の効果があるというのですから、体験せずには帰れませんよね。
アクセス
指宿では、砂むし会館「砂楽(さらく)」のほか、数軒の温泉旅館に砂むし施設が併設されています。
※山川砂むし温泉「砂湯里」は2021年11月に発生した法面崩落のため休業中。2022年4月時点で再開は未定だそうです。
http://ppp.seika-spc.co.jp/healthy/2022/04/28/post-2579/
「休暇村指宿」は、それらの温泉宿のなかでも比較的リーズナブルなお宿。
我々は砂むし温泉付きのプランで予約しましたが、フロントでチケット(日帰り1,100円、宿泊者990円)を購入して利用することもできます。
では、1階の北端にある大浴場「知林の湯」へ。
手前が女性用、奥が男性用となっていますが、その奥で男女共用の砂むし温泉「癒砂(ゆさ)」へつながっています。
女性用の大浴場の洗い場には畳が敷き詰められ、足ざわりが柔らか。
源泉かけ流しの湯は、ほのかにバスクリン色で、いかにも肌によさそうです。
(画像は公式サイトより拝借)
ところが、砂をけがさないようにと、汗とほこりを流していたところへスタッフがやってきて「お連れ様がお待ちでいらっしゃいますよ」と。
あわてて専用の作務衣を着て、砂むし会場への階段を下りていくと、相棒がセッティングの様子を写真に収めていました。
「砂楽」では、地熱で温められた砂浜に埋まっての砂むしですが、コチラでは洗浄を兼ねて温泉で砂を温める方式です。
湧きあがった湯がみるみる引いていき、
砂地へと戻ったら、加温&洗浄完了。
長靴をはいたスタッフが、手際よく穴を掘ってくれます。
蒸し暑いなかで重い砂を掘り返す大変な作業にもかかわらず、女性スタッフが大活躍です。
深さ30cm弱に掘られた穴に腰を下ろし、
穴の縁が首筋に当たるように寝そべります。
ココまで来たら、もはやなされるがまま。
バサッバサッとかかる砂は思ったより重く、まだ完全にくっついてはいない相棒の鎖骨が耐えられるか、とっさに不安になりました。
でも、この重みはイヤじゃない。
かくして、生き埋め二丁上がり(笑)
窓際のプラスチックバケツにスマホやカメラを預けておくと、スタッフが写真を撮ってくれます。
コレがまた手慣れているんですわ。
入浴時間の目安は10~15分ほど。
頃合いを見て掘り出してくれるのだと思っていましたが、自力で抜け出さなくてはなりません。
そうと知らなかったら、そのまま寝入ってしまうところだったかと。
この後は作務衣を脱ぎ、カラダに着いた砂を洗い落として大浴場へ。
気持ちのイイ汗をかいたら、ほどよくお腹も空いてきましたよ。