秋の味覚と鐵分補給 in 2023 3章3節「水島臨海鉄道とツウ好みな風景」

10月1日。乗り鐵はまだ続きます

福山から山陽本線で倉敷へ舞い戻ってきて、すぐさま南口へ急ぎます。
倉敷を起点とする乗り鐵、第2弾は水島臨海鉄道。

倉敷市駅から南方向、臨海工業地帯に向けて伸びる、総延長11kmあまりの路線です。

南口のペデストリアンデッキに出ると、すぐ右手が乗り場。

でも、ビミョーに直結ではなかったりします。

無料デーの恩恵にあずかります

この日は9~11月の間に6日間設定された、倉敷市公共交通利用促進事業の路線バス・臨鉄無料デー。

券売機も「無料デー実施中」のプレートで覆われていました。

ホームに入ってきた折り返しの列車は、水島臨海鉄道のオリジナル車両、MRT300形。
うわぁ、なかなか混んでますなぁ。

それでも午前中の早い時間がピークだったようで、2両編成の2両目には、そこそこ空席もありました。

「本日は無料デーですので、運賃をお支払いにならないよう、お願いいたします」
そんなアナウンス、聞いたことがありません(笑)

球場前駅の先からは高架となり、住宅地を見下ろしながら進みます。
学校もいくつかあるし、倉敷って結構南のほうまで市街地が拓けているんですね。

水島臨海鉄道は、全線単線非電化の路線ですが、西富井、弥生、水島の各駅で列車交換ができます。
行き違う列車にも「無料デー実施中」のプレートが。

水島駅を過ぎ、貨物専用の港東線と分岐。

ほどなく海が見えてきます。

こういう風景、好きだ~。

しかし、ココロときめく風景はほんのわずかの間。
右へカーブした線路が高架から地上に下りていくとともに、工場に視界を遮られます。
「ご乗車ありがとうございます。次は三菱自工前、終点です」

三菱自工前は、単式ホーム1面1線の無人駅。

終点だというのにトイレさえない駅。
東南アジアの鉄道のような低いホームと、省スペース型のベンチが新鮮な驚きでした。

終点からさらに先へ

水島臨海鉄道の旅客営業は、この三菱自工前駅までですが、800mほど先の倉敷貨物ターミナル駅まで貨物専用として線路が続いています。
折り返しの列車がやってくるまで、1時間あまり。
何もないこの駅では時間もつぶせないので、貨物ターミナルまで歩いて行ってみるとしましょう。

駅の目の前には、片側3車線の広い道路。
あたり一帯は工場ばかりで、飲食店どころか、コンビニさえありません。

歩道はあっても草ぼうぼう。
踏み跡も途中で途切れがちです。

さらに進んでいくと、留置中の車両が見えてきました。
「おっ、ココから跨線橋に上れるんじゃない?」

うわぁ~、カッコイイな~。

真っ赤なキハ37形103と、水島臨海色のキハ37形102。
その奥にいるのは、我々が乗ってきたMRT300形。

50周年記念塗装色(MRT300形)や、国鉄色塗装(キハ30形)もいます。

そして、駅前からの広い道は、この先で行き止まり。

その手前に最後の踏切があります。

フェンスの先で途切れる線路。
現在は駐車場となっているあたりまで、かつては続いていたのでしょう。

後日、この倉敷貨物ターミナル駅でクラウドファンディングで復活させた国鉄キハ20系気動車での運転体験会も行われていると知って、改めておもしろい路線だなと。
オンラインショップも開設されたそうだし、グッズのひとつでも買って応援するってものかな。

みずりんショップ:https://mizurinshop.base.ec/

路線情報

★水島臨海鉄道
水島に建設された軍需工場の専用鉄道として1943年(昭和18)に開業し、戦後は水島臨海工業地帯に立地する工場からの製品輸送を行ってきたが、1948年(昭和23)に旅客営業が開始される。
水島本線は、倉敷市駅から三菱自工前駅を経て、倉敷貨物ターミナル駅に至る11駅、11.2km。
水島駅からは貨物線用の港東線(3.6km)が分岐している。
https://www.mizurin.co.jp/

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