8月4日。港あじ鮨@1,080円
さて、富士宮までやってきてやきそばにありついた我々ですが、時計を少し巻き戻して。
当初の予定より1本早い列車で出発できたことで、当初10分程度だった国府津での乗り継ぎ時間に大幅にゆとりができました。
「で、国府津って何があるの?」
Google Mapをチェックしていたふたりの目に留まったのは「東華軒」という駅弁の販売所。
東海道線の数ある駅弁屋のなかで最も歴史が古く、鯛めしが看板商品だといいます。
メシ通「創業130年の駅弁屋が、”何もない駅”で営業を続けるワケ」
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/shounenB/2020-00301
「やきそばばかりでは飽きるだろうから、駅弁もイイねぇ」
とはいえ、開店は午前8時30分。
8時31分発の御殿場線に間に合わないため、泣く泣く断念です。
アクセス
しかし、いったん火が着いてしまった駅弁モードは抑えがたく、調べていくうちに沼津でかなえられる可能性があると分かりました。
開店時間の問題もクリア。
となれば、行くしかありません。
御殿場線の到着ホームから跨線橋を小走りで突っ切って、南口へ。
改札を出てすぐ右手の小さなブースが「桃中軒」
午前10時のオープンとほぼ同時だったので、品数も十分にそろっていました。
コチラの店も国府津の「東華軒」と同じく、鯛めしが看板商品とありますが…。
いただきます
■港あじ鮨(1,080円)
さて、富士宮のお宮横丁でやきそばとともに買って来たお品をオープン。
豊かな駿河の海で育ったアジをふんだんに使った沼津名物駅弁「港あじ鮨」です。
特製の酢でアジをしめ、昆布の旨味をじっくりしみこませた「ぬまづ鯵鮨」
ワサビの茎の入った酢飯でつくったアジの握りをワサビの葉で巻いた「にぎわい鯵鮨」
アジに大葉とゴマを合わせた「鯵わい太巻き」
3種類のアジの寿司を味わえるというだけでもワクワクしてしまうのに、
ワサビはなんと、伊豆天城産の生ワサビ。
おろしたてのワサビは、風味が格段に違います。
「ぽんしゅ買いに行ってくる!」
「ついでに、おでんも買ってきて!」
こういうことができるのも、いろんな店のそろっている横丁の酔いところですよね。
■静岡おでん 選べる3品(400円)
静岡(しぞーか)おでんは、牛すじとカツオを使った真っ黒なだしで煮込み、仕上がりにイワシの削り粉と青のりをたっぷりかけるのが特色。
■高砂 望富士 特別純米酒 300ml(750円)
ガツンと濃い日本酒は、アジのお寿司も、芯まで味のしみたおでんも引き立ててくれます。
でも、ココでうっかり腰を落ち着けてしまうわけにはいかないので、
続きは列車のなかで。
富士宮のひと駅先の西富士宮以北は、2時間に1本の閑散区間。
甲府までの75km弱を2時間半以上かけて、2両編成の列車は走っていきます。
オイシイお酒とのどかな揺れに身をまかせて、ダメなオトナ、2丁あがり。