9月22日。歩いて上野公園までやってくると…
谷中銀座の酒屋の店先で飲み、昭和初期の日本家屋をリノベーションしたビアホールで飲み。
この後、アメ横で一杯やろうかと話していた矢先、お酒の神様はさらにスバラシイ場を用意してくださったようです。
アクセス
東京国立博物館側の入り口から、大噴水を経てめぐり合いの塔へ向かう広い通路。
週末に訪れると、たいてい何かのイベントをやっているようです。
メニュー
この日の「郷酒フェスタ」に参加しているのは、青森から鹿児島の37銘柄。
グラスあたり300円~600円と、気軽に試せる値段です。
会場の様子
「どういうシステムなんですか?」
「1枚100円のコインをお求めいただき、各ブースではそれでお支払いください」
コインの枚数を任意で決められることで、より気軽に立ち寄れるようになっています。
1,000円分のコインを手に入れ、郷酒の旅に出発です。
浮世絵の人物を描いた古銭風のデザインもユニーク。
ぷぷっ、五百両ですって。
テーブルに沿って行き来し、じっくりと品定め。
着物姿のマダムも、酔いひとときを楽しんでいます。
いただきます
やはり目がいくのは西日本のお酒。
手堅く広島と思いましたが…。
■本家松浦酒造場 鳴門鯛 特別純米(徳島県・300円)
「コチラもおススメですよ」といわれて、徳島の鳴門鯛を。
クラシックな純米だから、敢えて常温で出しているとのことです。
味はそれほど濃くないけれど、鼻に抜ける香りはお神酒っぽい感じ。
確かに「クラシックな味」という表現がしっくりきます。
https://narutotai.jp/
隣のテントには、そんなクラシックなお酒に合いそうな江戸時代のおつまみも。
でも、先入観にとらわれず、お酒そのものを味わいたい。
■香坂酒造 純米生詰原酒 ひやおろし 香梅(山形県・400円)
「ひやおろし」と書かれたラベルにひかれ、2杯目は山形へ。
生酒だけあって、酵母の香りが感じられます。
甘味も旨味も強いけれど、甘味も旨味の一環。
きんぴらごぼうとか、キノコのシンプルな料理が合いそうです。
コレはしっかり冷やすに限るねぇ。
http://www.ko-bai.sakura.ne.jp/
■田嶋酒造 福千歳 圓 山廃純米(福井県・300円)
コイン3枚を残して3杯目。
酔さそうと思ったお酒がコイン4枚分でガッカリしていたところ、スタッフが「お酒好きな人ならきっと気に入ると思いますよ」と勧めてくれた1杯です。
山廃なので、コチラも常温で。
旨味はそれほど強くない半面、後口に渋いような苦いような癖を感じます。
相棒いわく「原始的な日本酒だなぁ」と。
はらわたごと食べるめざしは、おそらくピッタリ。
いぶりがっこのようなスモーキーなモノも合うのではないかと思いました。
https://www.fukuchitose.com/
「郷の顔が見える酒」というコンセプトにも大いに共感。
3月に青山で遭遇したイベントしかり、各地のお酒を飲み比べできるイベントがしばしば催されるのは、さすが東京ですなぁ。
イベント情報
★郷酒 SATOZAKE @ Tokyo江戸ウィーク
2019年9月20日~23日に上野恩賜公園で開催
https://sakefesta.com/edoweek2019/