11月8日。さらにひと駅乗って上諏訪へ
お江戸へのきっぷは変更が効かないため、あずさの時間まで温泉に入ってゆっくりごはんが目的です。
思った以上に汗もかいたし、長時間の上り下りで疲れた足腰もいたわってあげたいですからね。
夕暮れ時の諏訪湖畔を歩き、やってきたのは「片倉館」
絹製品生産の全盛期、シルクエンペラーと称された片倉財閥が、地域住民に厚生と社交の場を供するため、昭和3年に建造した建物です。
設計は、東京帝国大学および大学院で学んだ森山松之助。
窓や切妻、レリーフ、ステンドグラスなど、各国、各時代の様式を巧みに取り入れた建物は、平成23年(2011)に国の重要文化財に指定されました。
紅葉も見事じゃありませんか。
アクセス
風情も楽しみながら温まった後は、酔さそうなお店を探して駅周辺をブラブラと。
やっている店自体があまり多くないなか、JR上諏訪駅からひとつ茅野寄りの踏切を諏訪湖側へ渡った右手に、明かりが灯る一角を見つけました。
以前訪れた「ごちそう処 きむら」と同じ、諏訪シティホテル成田屋の1階。
海なし県でわざわざ海鮮居酒屋というのもなんですが、雰囲気は悪くなさそうです。
「ご予約のお客さまですか?」
結構繁盛していましたが、1カ所だけ空いていたふたり用の席へ案内されました。
メニュー
メニューを開くと、カキやサンマ、キノコなど冬季のおススメが。
フグの刺し身まであるとは、本格的です。
刺し身に焼き物、酒のアテ。
寿司に丼物と、食事系も充実しています。
せっかく温まった後だし、あまり冷たいモノという気分じゃないと思っていたら、
県内外の日本酒がおいでおいでと。
焼酎もいろいろありますよ。
オーダーは端末から。
でも、メニューの冊子を参照できるとできないとでは、選びやすさが違います。
いただきます
■お通し(380円)
相棒は黒霧島 水割り(450円)、ワタクシはウーロン茶割り ホット(450円)で、お疲れちゃんの乾杯。
鴨のロース、鶏皮ポン酢、ワカサギの唐揚げの3種はチビチビつまめる酔いおつまみです。
■豆腐とじゃこのサラダ(580円)
さっぱりしたモノが食べたくて、豆腐のサラダを。
じゃこと海苔、おかかの香ばしさがイイね。
■ふぐ竜田揚げ(850円)
揚げたてホコホコ。
しっかりした白身のおいしさを味わいながら、2年前の冬に博多でフグを食べたのを懐かしく思い出します。
■じゃがチーズ焼き(530円)
居酒屋の定番。
このころにはお酒ではなく、温かいお茶に移行しています(笑)
■焼さば寿司(850円)
これまでの品に時間がかかっていたので、早めにオーダーしておきましたが、なかなか来なくてやきもき。
もう少しかかるようなら、包んでもらうようお願いするところでした。
焼さば1枚を大胆に使った押しずし。
肉厚の身とシャリの間に、甘酢ショウガと大葉が挟まれています。
サバの焼き目が香ばしくてうんまい。
塩尻峠ウォークからの酒蔵めぐりに温泉と、盛りだくさんの1日。
思い切った遠出がしにくいなか、次はどこへ行くとしましょうかね。