久々のあの店で信州の秋酒を 【kaku.uchi長野駅前店(長野市)】

10月13日。「秋の乗り放題パス」でお出かけです

10月6日~21日の連続する3日間で使用でき、7,710円というこのきっぷ。
お江戸~本宅の往復だけでも元は取れますが、軽くお出かけできるところと思い立ったのは、久しぶりのあの街でした。
ちなみに最寄り駅からだと、乗車券だけで片道1,320円。
乗り放題パス、さまさまです。

松本駅で乗り継ぎ、長野駅までは2時間弱。
駅ビルを冷やかしてから、久々のあの店に向かいました。

善光寺口ペデストリアンデッキを渡ってすぐの「kaku.uchi長野駅前店」
ストリートライブのたびに訪れてはいたけれど、純粋に飲みに行こうと思っていたのがようやくかないました。

「大将、お久しぶりです!」

メニュー

この日のお目当ては、大将見立ての日本酒。
壁には信州の秋酒として、ひやおろしのラインナップがはられています。
ひやおろしという名前しか聞いたことなかったし、長野県内では重陽の節句である9月9日に一斉解禁になるとは知りませんでした。

いただきます

「うま味が強くて、あまりフルーティーじゃないモノを」とリクエストすると、大将はいつもの口調で「それだけで選べるものじゃないんだよ」と。
「まぁ、間違いないのは明鏡さんだな」といって、くすんだ桃色のラベルの1本を出してくれました。

■明鏡止水 特別純米吟醸 ひやおろし(430円)
明鏡止水は、佐久にある大沢酒造の銘柄。
ひと口飲んで、おからの煮物とか、しょうゆを付けて炙った厚揚げが合いそうに感じました。

お通しは、キノコと豚小間の炒め煮
しっかり味だし、豚肉率も高いしで、チビチビと長く楽しめます。

■鶏のレバーペースト
コレももちろん、大将の手づくり。
ねっとりとなめらかな舌触りに、ブラックペッパーがいいアクセントです。

■豊賀 純米秋あがり(380円)
ロゼワインを空けた相棒が2杯目に選んだのは、小布施の「豊賀」
「明鏡止水」に比べて存在感が立っていて、魚の照り焼きと合わせたい。

じゃぁ、ワタクシはお燗でおいしいのをくださいな。

■澤の花 特別純米 生酛
「お燗でおいしいといっても、いろいろあるんだよ」といいながらリストアップを始めた早々、「生酛」という単語に「それください!」と反応してしまいました。
3月に難波で朝飲みした時に印象がよかったのも「生酛」でしたから。

「明鏡止水」に続いて佐久のお酒。
瓶の口にかかっているタグにも「おすすめは熱燗」と書かれています。
口当たりの甘さを気にさせない、お酒らしいお酒。
どうやらワタクシは、原始的なお酒が好きみたい。

そして、待ち合わせをしていた某女史と合流。
彼女が1杯目に頼むのは、決まってビールです。

■玉村本店 Fresh Hop Bitter
ちょうど入荷したばかりという、志賀高原のクラフトビール。
味見させてもらうと、しっかりした飲みごたえの奥にほのかな柑橘の香りを感じます。

我々も、もう1杯ずつもらいましょ。

■井筒ワイン ピノ・ブラン
「酸味が少なく、フルーティーすぎない白」といって選んでもらいました。

■北安大國 純米吟醸 原酒(400円)
原酒はないかとメニューをながめていたら、ありましたありました。
硬派な味が、ワタクシの好みど真ん中!
大町なら聞いたことがあってもいいはずなのにと思って調べてみたら、大町で一番小さい蔵なんですって。

大将の料理はつくづくお酒を引き立ててくれるなぁと、しみじみします。

■味噌チーズ
長門牧場のチーズに、地元の蔵の味噌を和えた一品。
この味噌で味噌汁飲んでみたい。

■親イモと牛もつの煮込み
カウンターの上の大皿に仕込んであったおばんざいのひとつ。
牛もつだとは人にいわれるまで分からず、貝ひもだと思ってかみしめていました(苦笑)
この時期、まだ値段の高いサトイモの代わりに親イモを使ったそうですが、ねっとりしていい味です。

帰りの電車まで1時間ちょっと。
締めを求めつつ、場所を変えるといたしましょう。

店舗情報

kaku.uchi
ジャンル:バー
アクセス:しなの鉄道北しなの線長野駅 徒歩2分
住所:〒380-0837 長野県長野市南長野末広町1356 Nac末広 1F(地図
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情報掲載日:2018年10月13日

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