10月3日。旅の締めは空港グルメでゴージャスに
三原駅前からバスに乗り、まどろんでいるうちに広島空港に着きました。
旅の最後のお目当ては、広島の地酒。
酒都・西条(東広島市)での酒まつりは、コロナ禍のために飲食を伴うイベントがすべて中止になってしまいましたが、「酒まつり月間」というかたちで、空港でも楽しめるのは、むしろ我々にとって好都合だったような気がします。
アクセス
ではさっそく、3階の「かなわ」へ。
江戸時代末期からのカキの養殖業をもととし、広島のカキを広く一般に知らしめた「かなわ」は、広島県内に4店舗、都内・銀座にも店舗があります。
入り口の立て看板もカキづくし。
「カキ」とひとことで言っても、いろいろな種類があるのだと意識させてくれます。
店内の様子
展望デッキが見えるエリアを通り抜け、
寿司屋か小料理屋じゃないかと思うようなカウンター席に案内されました。
メニュー
本場へ来たからには生ガキはマスト。
1個から注文できるほか、ドリンクとのお得なセットやプレートもあります。
焼きやフライ、炊き込みご飯、うどんなど、さまざまな料理法を楽しめるセットも。
竹原牛にアナゴ。
広島の味覚はカキだけではないのです。
単品のラインナップも、いかにも酒飲みが喜びそう。
いただきます
■かきのプレミアム塩辛と広島銘酒飲み比べセット(850円)
通常メニューには載っていない、酒まつり記念月間ならではのセット。
千福(左)は呉、竹鶴(中央)は安芸の小京都・竹原のお酒です。
口に入れた時はフラットで後から旨味が広がる千福。
古酒っぽいスモーク香があり、洋酒好きな人が好みそうな竹鶴。
右のお猪口に入ったカキの塩辛と交互にいくと、延々と飲んでいられる気がします。
千福・三宅本店:https://sempuku.co.jp/
竹鶴酒造:https://www.facebook.com/taketsuru1733/
■生がきセット(1,738円)
セットドリンクは生ビール、ワイン(赤・白)、スパークリングワイン、冷酒から選べますが、やっぱり生ガキには泡でしょと。
「お好みで小瓶のブランデーを垂らしてお召し上がりください」
そんなオトナな味わい方があるだなんて、初めて知りました。
奥がかき小町、レモンの陰に隠れた指先サイズが岩かきヴァージン。
岩かきはたんぱく質らしさがほとんどない代わりに、磯そのものの香りがグッときます。
ぷるっぷるのかき小町もチュルンといっちゃいましょう。
ホタテの貝柱よりもあっさりとした甘味。
これまた別の意味で、香りを味わうごちそうです。
泡よりもぽんしゅのほうが酔かったかな??
というわけで、コチラのメニューから冷酒をいただきましょう。
■美和桜(935円)
ガラスの徳利に入ったお酒は、ほのかな琥珀色。
口当たりはキリッとして、後口に渋さが残ります。
みずみずしい海の幸よりは、魚の干物や肉豆腐といった、火の通ったモノでいただきたい。
■かきフライ膳(1,925円)
カキフライと炊き込みご飯、小鉢、お吸い物のセット。
「小ぶりだけれど、生に比べてうまみの密度が上がっているっていうのかな」
カキフライ好きの相棒も大いに気に入ったようです。
■広島名物味覚重(2,310円)
旅の最後なので、思いっきりゼータクさせてもらいました。
竹原牛のステーキに、
ぷっくぷくのカキ、ふっくらとした煮アナゴ。
このビジュアルだけで1杯飲めそうです。
あぁ、やっぱり広島は何を食べても口に合いますのぉ。
そして早めに搭乗口に移動し、JAL258便で羽田へ。
大好きな広島、また来るけんね~。
店舗情報
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