湯治deグルメ 田沢温泉編 【お食事処 仁古田食堂(上田市)】

2月26日。先週訪れたひとつ隣の谷へ

この日は、雪が残る青木峠を越えて田沢温泉へ。

これまで上田への道中で看板を見かけるきり、とくに意識に留めたこともなかった温泉でしたが、鹿教湯温泉を訪れたのがきっかけとなり、どんな位置関係なのかなと。
ふたつの温泉地の間は直線距離で10数km。
とはいえ、相染川と並走する山道は冬季通行止めとなっているため、国道143号からのアプローチが現実的というわけです。

下の駐車場にクルマを停めて歩きだすと、ネットの記事で見た印象に違わず、コンパクトながらも趣のある温泉地。

島崎藤村が滞在した「ますや旅館」の日帰り入浴はあいにく利用できませんでしたが、

共同浴場の「有乳湯(うちゆ)」も、入館料200円とリーズナブルながら加温・加水・消毒なしのかけ流し。
少しぬるめな分じっくりと入れて、じんわりと温まるイイお湯です。

ちなみに子宝の湯として知られ、子のない婦人が37日、乳の少ない婦人は27日入浴すれば効き目が現れるとも。
骨折の回復に有効かは分かりませんが、イブクロが活発に動き出したのは確かです。

アクセス

国道143号線を里へ下り、青木村から上田市に入って2kmほど。
仁古田交差点を過ぎてすぐ右手にあります。
上田市街地からだと、およそ30分といったところでしょうか。

民家の1階が店舗になっているつくり。
駐車スペースには10台ほどが停められますが、道路との段差が激しいので、車高の低いクルマは出入りに注意が必要です。

店内の様子&メニュー

ドアを開けると、売れ筋ベスト3と書かれたランキングが飛び込んできます。
1位カツ丼、2位カツカレー、3位ショウガ焼き定食。
少し前からショウガ焼きが食べたいと思っていたので、この時点で一択です。

2方向から光が入って明るい店内は、カウンターとテーブルとで20数席。
相撲ファンなのか、壁には御嶽海の手ぬぐいなどがはられています。

売れ筋ベスト3には入っていませんが、事前に調べたグルメサイトの情報では、黒ニンニク・カレーも人気とのこと。
肉うどんが馬肉というのも、信州らしいですねぇ。

いただきます

■豚生姜焼定食(800円)
立派な豚ロースが4枚。
このタイプは「ショウガ焼き」というより「ポークジンジャー」と呼びたくなります。

甘めのショウガだれをまとったお肉は柔らかで、ロースでも脂っこさを感じません。

さらに、お椀の中身は豚汁。
厚めに切ったダイコンにもイイ味がしみています。

■カツカレー(1,000円)
相棒は人気ナンバー2のカツカレーを。
ルーは黒ニンニク・カレーと共通です。
フライドガーリックの香ばしさはありますが、ルー自体はニンニクが主張している感はなく、野菜のうまみが一体となった優しい味。
ライスの上には、アッチャールがトッピングされています。

トンカツもさっくりと歯切れがよく、カレーと好相性。
豚肉メニューに力を入れている店であることが、しっかりと感じ取れました。

ボリュームもコスパの高さも評判どおり。
近くに住んでいたら、ヘビロテしたくなる食堂です。

店舗情報

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