先天性欠如歯+矮小歯からの歯列矯正体験記 No.03「親知らず抜歯のため、大学病院へ」

右上の親知らずはあっけなく抜けましたが…

松本で歯科医を受診した時から、抜くとなれば大学病院行きになるといわれていた下の親知らず。
六本木のクリニックでも判断は同じでした。
でも、説明が誠実だったので、技量に対する不信感はなく、むしろ信頼が高まったという感じ。
もともと松本で大学病院へ行くのは避けたいと思っていたし、東京にいるうちに抜いてしまおうと気持ちを固めました。

紹介された先は、東京医科大学病院の口腔外科。
ちょうど医学部不正入試問題で話題になっていた時で、ドクターも苦笑いして紹介状を書いてくださいました。

紹介状をもらって1週間も経たない7月13日、休みを取って西新宿へ

あくまでも事前診察なのだしと、終わってから平日の新宿でランチするのを楽しみにしていました。
建物が覆われているところがあったり、屋上にクレーンがのっていたりで、工事まっただなかでしたが、外観はなかなか小ぎれい。
でも、中へ入ると、古いつくりであることは否めませんでした。

受付の掲示によると、外来での抜歯は平日で3カ月、土曜日で5カ月待ちとのこと。
難抜歯とされる人が、これほどたくさんいることに驚きます。
確かにこれだけの症例を扱っていれば、技術は高そう。
9月末~10月半ばはゴスペル関連のイベントが続くから、それが終わってからかな…。

ところが「キャンセルで空きが出て、今日の2時からできるんですけど、どうしますか?」といわれてビックリ。
あまりに突然でしたが、先送りすると決心が揺らぎそうだし、ちょうど明日から3連休なのをいいことに抜いてしまうことに決めました。

この日は比較的難度の低い右下を

狭いスペースに年季の入った診察台が並んでいる様子に、抜歯工場ではないかと錯覚します。
しかも窓辺で冷房が効かず、ドクターも患者も汗だく。
思わず「野戦病院」という言葉が頭に浮かびました。

バナナの香りのする麻酔を歯茎に塗られてオペ開始。
神経に近づくにつれ、慎重さが高まります。
押される時の浸みるような痛みは耐えられるものの、歯をはがそうとする時の刺すような激痛に涙。
我慢できなくなる前に手を挙げるよういわれていても、突然イキ値を超えるため、何ともできません。

そしてほどなく「カチッ」と歯が割れる音が。
破片を取り除き、歯茎を縫い合わせ、40分ほどでオペは終了しました。
それにしても、恐怖心より、痛みより、暑くて脱水症状になるんじゃないかという思いのほうが印象に残っているとは…。

なお、この日支払った額は9,020円(+薬局での580円)
検査+オペでそれなりの額になると覚悟していましたが、紹介状があるために選定療養費がかからなかったこともあり、意外と安く済みました。
もちろんクレジットカード払いにして、マイルを貯めましたとも!

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