先天性欠如歯+矮小歯からの歯列矯正体験記 No.14「エイリアンのよだれ その1」

「ゴムかけ」とか「顎間ゴム」って聞いたことがありますか?

歯列矯正の後半~最終段階で使われることが多いと聞いていた顎間ゴムですが、ワタクシの場合、歯列矯正の期間とゴムかけ期がほぼイコールだったといえるでしょう。
とりわけ、最初にブラケットを付けずゴムで移動を図るというのは想像もしなかった展開。
少なくとも体験ブログ等ではお目にかかったことがありませんでした。

矯正開始~1回目調整(2018/12/10-2019/01/09)

右上3-6番を後ろに引っ張るために、
①右上3番と右下6番
②右上4番と右下6番
③右上5番と右下7番
④右上6番と右下7番

左上3番を後ろに引っ張るために、
⑤左上3番と左下6番
⑥左下3番と左下7番

ゴムかけが大切だとは分かっていても、6カ所ともなるとかなり大変。
外すだけでも意外と難しく、とくに下の引っかかりを探し当てるのに苦労しました。
しかもゴムをかけるためのフックがもらえず、素手で格闘せざるを得ませんでした。

装着自体は1週間ほどで慣れたとはいえ、1回に6本、1日で18本。
1カ月分として渡されたゴムが2週間でなくなったことに、やはり普通とは違うと感じました。
それ以上に衝撃的だったのが、矯正開始後に初めて相棒と会った時のひとこと。

「まるでエイリアンのよだれだな…」

1回目調整~2回目調整(2019/01/10-2019/02/06)

しばらくはゴムかけだけでいく予定だったそうですが、思ったほど動いていなかったことから上のブラケットの装着が早まりました。
ワイヤーで締められていく感覚とともに、いよいよ歯列矯正らしくなってきたという実感が。
それにしても、上だけでえらく時間がかかっているし、上唇が引っかかるような…。

鏡を見せられると、左右の3番にフックがニョキリ。
その間にごっついスプリングが渡されていて、エイリアンからサイボーグになった気分です。

①右上3番と右下5番
②左上3番と左下5番
とゴムかけは継続ですが、本数は3分の1になったし、小さなボタンにゴムをかけることからすれば全然ラク。
ゴムの消費量も普通になりました。

2回目調整~3回目調整(2019/02/07-2019/03/04)

経過が順調なことから、予定では下だけをゴムメタルにするところ、上も変えてしまうことになりました。
しかし、施術はかなりの力ずく。
上の3番は左右ともに痛いし、跳ね返ったワイヤーで唇が傷になるしで、うっすら涙もにじみます。
早くも右上7番のブラケットが外れたし、スプリングも左上3番から右上1番までと少しおとなしくなりましたが、
①右上3番と右下5番
②左上3番と左下5番
のゴムかけは変わらず。
先月に比べてフックの存在感が気にならなくなったのは、おそらく慣れなのでしょう。

3回目調整~4回目調整(2019/03/05-2019/04/01)

ワイヤーを外すのが前回以上の力技。
前回の調整時に今後3~4カ月はこの仕様だと聞いていましたが、奥歯のバイトアップ(かさ上げ)がひんぱんに取れたこともあり、もう少し後からやることになっていた、下の奥歯の高さを上げるステップが加わりました。

①右上2番と右下4番5番
②左上3番と左下4番5番
いわゆる「三角ゴム」と呼ばれるかけ方だそうです。

フックの数は増えたけれど、とくにかけにくくはなさそうと安心した矢先、「昼はこうで…」と、ドクターが続けました。
えっ、昼と夜が違うってどういうこと?

夜は同じところにゴムをもう1本足して、二重にするとのこと。
ただし、上のフックは1本分の負荷で想定しているため、へたってきたり、ゴムがかかりにくくなったら、調整日前でも受診するようにいわれました。

ゴムの消費量は微妙に増加。
そして相棒から「エイリアンのよだれ」のたとえが復活したのでした(爆)

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