4月2日。たけだの穴子めし @1,998円
朝5時台の播但線で出発するにあたり、朝ごはんの調達は悩ましい問題でした。
ホテルの朝食には間に合わないし、旅に出てまでコンビニめしではわびしすぎる。
そこで、前日のうちに入手しておくという方法に思い至ったのです。
朝早いうちに食べてしまうことだし、消費期限を多少過ぎてしまうのには目をつむることにして。
デパ地下、駅弁、それとも…
駅弁でも手に入らないかと検索すると、ココでも「まねき食品」が登場。
あなごめし弁当やあなご寿司とあるのを見て、姫路はアナゴが名物であることを知りました。
駅弁お取り置きサービスもやっていて、売り切れの心配をせずに済むのもありがたい。
でも、調べていくうちに、もっとスゴイのを見つけちゃったんですよ。
アクセス
1日目の夜、山陽電車で姫路に着いて、すぐに向かったのはコチラ。
山陽姫路駅からは大手前通りを挟んで斜め右、JR姫路駅北口の目の前、フェスタビルにある「たけだの穴子めし まねき本店」
2階が「カラオケ まねきねこ」なのは、おそらく偶然のはず!?
店名の入った白いのれんが明かりに浮かび上がるようすは、和菓子屋か小料理屋のよう。
駅弁の老舗がつくる最高峰の穴子めしを目指し、2020年8月にオープンしたテイクアウト専門店です。
前日に電話で予約しておいたので、受け取りはスムーズ。
穴子めしに徹したラインナップが自信を感じさせます。
つくりたてが一番おいしいため、1分1秒でも早く召し上がってほしいとのこと。
このまま晩ごはんに食べてしまいたい衝動にかられます。
いただきます
■たけだの穴子めし レギュラーサイズ(1,998円)、香住鶴 山廃純米カップ(440円)
翌朝、列車が動き出すのを待ち構え、穴子めしを広げて朝ごはん。
オイシイお水も、前日のうちにJR姫路駅改札内のコンビニで入手しておきました。
経木をめくると、一面を覆うアナゴが圧巻です。
タレ、山椒の小袋と、箸休めの千切りショウガ、しば漬け、奈良漬け。
白焼きして炙り、独自の煮だれで炊いた真アナゴは、肉厚でムッチリ。
兵庫県産きぬむすめに煮タレを加えて炊いたご飯は、ひと晩経っても粘りがあります。
アナゴとごはんの間の白ゴマも、いいアクセント。
小袋の山椒だって、ひと味違います。
和歌山県産のブドウ山椒を石臼挽きにした、紀州香山椒。
なんて鮮やかな萌黄色なんでしょう。
このあなごめし、まさに逸品。
できたてだったら、どれほどオイシイのでしょう。
加えて、香住鶴の山廃らしい渋味と酸味が、関西風の醤油ベースの料理にピッタンコ。
これぞオトナだけに許されたお楽しみといってよろしいかと。
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“2023春・オトナの18きっぷ旅 2章2節「駅弁屋がつくる最高峰の逸品」【たけだの穴子めし まねき本店(姫路市)】” への1件の返信
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