4度目の長崎、初めての島 2章2節「海を飛ぶ居酒屋」

4月12日。九州商船 福江~長崎航路ジェットフォイル@9,030円ほか

レンタカーを返し、そのクルマで福江港ターミナルまで送ってもらいました。
台湾朋友の大きなスーツケースを積み替えせずに済んだのは、何気にありがたい。

アクセス

この日は福江港からジェットフォイルで中通島の奈良尾港に入り、島をレンタカーで観光した後、有川港からのフェリーで佐世保入りする予定でしたが、午後には天気が荒れて船が欠航しそうだからと、直前で行程を見直し。

中通島をカットし、長崎に渡って陸路で佐世保に向かうことにしました。

かくして、ドライバーはお役御免。
ってことは、飲めるじゃん(爆)

入って右奥が発券窓口。
九州商船は、ジェットフォイルとフェリーで窓口が分かれています。

もともと乗る予定だった09:20発のジェットフォイルですが、奈良尾港までは2,820円、長崎港までは9,030円。
フェリーよりも大幅に時間短縮できるとはいえ、なかなかイイお値段です。

館内の様子

ターミナルの海側は半円状になっており、壁面に沿ってみやげ物屋が並びます。

そして、我々が目を付けていた店がコチラ。
五島の新鮮な魚でつくった練り物の名店「浜口水産」の直営店です。

看板商品の五島ばらもん揚げや贈答用の詰め合わせをはじめ、

昆布の旨味を生かした五島巻や各種揚げかまぼこなど。

とりわけ目を引くショーケース内の揚げかまぼこは、

店内の厨房で揚げています。

オンラインショップに加え、首都圏や関西圏では物産展や催事でも入手が可能ですが、現地でいただくのには勝るモノはありませんよね。
浜口水産オンラインショップ:https://shop.goto-maki.net/

また、酒類は船内で販売していないので、買い忘れは厳禁。

大事なことなのでもう1度いいます。
お酒は忘れず買い求めましょう。

時速80kmで海を飛ぶ

乗船開始の案内が入り、1号桟橋へ。

白地にグリーンのジェットフォイル「ぺがさす2」が停まっています。
総トン数163トンで、旅客定員は257名。
全没型の水中翼に働く翼揚力により、船体を完全に海面上に浮上させて航行することで、航海速力43.0ノット(約80km/h)の超高速走行を可能にしています。
航空機の技術を応用していることから「海の飛行機」の別名も。
あぁ、だからペガサス(ギリシャ神話に登場する鳥の翼を持つ馬)なんですね。

では、乗船。

台湾朋友のスーツケースを荷物置き場に預けてから階段で2階へ。
午後の便から振り替えた人もいるのか、ほぼ満席です。

いただきます

■五島芋×五島麦 300mlセット(1,880円)
昨日レンタカーでめぐったルートにある五島列島酒造の芋焼酎と麦焼酎のセット。
ちょうどいいサイズがなかったため、ギフト用を購入です。
持参したシリコンカップも、ようやく日の目を見られますね(笑)

■おためしセット(510円)
手軽につまめる、5種類のちび天セット。
パッケージには、五島に伝わるばらもん凧が描かれています。
そして、パテのようなビジュアルにひかれてフィッシュハムも。

五島の魚を使ったおつまみに、五島の芋焼酎。
仕込みには、島の伝統食であるかんころもちの原料と同じ、島のサツマイモを使っているそうです。

左上から時計回りに、海ぼうず(お魚のメンチカツ)、白身魚と豆腐の揚げしゅうまい、玉ねぎ天、ばらもん揚げ黒、ばらもん揚げ白。

飲み食いをしている間にも、ペガサスは海の上を疾走していきます。

福江港を出て30分ほどで奈良尾港。

乗船券で他の航路が出る港へのシャトルバスに乗れるのはイイですね。

そして、ちび天を食べ終えてフィッシュハムをオープン。
ブラックペッパーを利かせたオツな味は、福江島を訪れるすべての酒飲みに食べてもらいたい。

酔い気分でまどろんでいるうちに、長崎の港が近づいてきました。
港の入り口に架かるのは、女神大橋。
2005年の開通により、市内南部と西部のアクセスが格段によくなったといいます。

稲佐山の手前に造船所。
相棒は護衛艦にコーフンです。

11時過ぎに長崎港に到着。

慌ただしい五島滞在になってしまいましたが、島に閉じ込められることなく脱出できてホッとしました。

路線情報

★九州商船
長崎~五島(福江、奈良尾、奈留島)、長崎~有川、佐世保~上五島(有川、宇久平、小値賀)の各航路を運航
長崎~福江間は、ジェットフォイルで最短1時間25分
ネット予約:https://www2.kyusho.co.jp/
運行状況:https://kyusho.co.jp/status

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