12月23日。まだまだ乗ります、飲みます
出雲そばで腹ごしらえを済ませた後、アトネス出雲で旅のお供を入手し、
これから乗るのは山陰本線ではなく「ばたでん」こと、一畑電車。
ココまではずっと気動車(≠電車)でしたが、今度は名実ともに「電車」です。
映画『RAILWAYS』シリーズ最新作の舞台にもなっているんですって。
相棒に荷物番を頼み、
券売機できっぷを買い求めます。
松江しんじ湖温泉までは690円。
SUICA、PasmoなどのICカードは使用できません。
このあたりで初詣というと、やはり出雲大社。
初詣ミッドナイト電車も運行されるんですね。
改札が始まりました
12:18発の改札が始まると、みな一斉にホームへ。
とはいっても、座席争奪戦にはならないのでご安心を。
ヘッドマークを付けた、なかなかかっこいい電車です。
2両編成のワンマン列車とはいえ、
車内は、2-1のクロスシートとロングシートの混成になっています。
吊り広告はなく、壁面にあるのもほぼ自社広告。
しまねっこ、がんばってお仕事してますなぁ。
また、「出雲神話の世界」と題した版画も飾ってありました。
この電車の終点である川跡(かわと)までは、わずか4駅9分。
乗り換え時間が2分しかないからと、ドアが空くのを待ち構えてホームに降り立つと、
我々が乗って来た電車を追いかけるようにして、ちょっぴりレトロなオレンジ色の電車が入ってきました。
どうやら出雲大社前から来たみたいです。
みなさん、いそいそと乗り換えです。
松江しんじ湖温泉行き、出雲大社前行き、川跡止まりのスリーショット。
乗り換えた電車はロングシートのみで、いかにもローカル列車らしい風情です。
いただきます
すっかり雨降りになってしまいましたが、車窓からの眺めはのどかなもの。
向かいからの視線も厭わず「居酒屋ばたでん」の店開きとまいりましょう。
■天穏(300円)
しまねっこラベルのワンカップは、出雲市・板倉酒造の天穏。
売り場には、白地のしまねっこラベルもありましたが、中身は同じだそうです。
島根県産米100%、精米歩合60%のお酒。
やや甘めだけれど、旨味があって口に合います。
雲州平田駅でホームに停まっている「ご縁電車・しまねっこ号」を発見。
思いがけないコラボに、テンションが上がります。
ピンク色のラベルで正解。
車窓からの様子
園駅あたりから宍道湖が見えてきます。
「進行方向が変わります」
一畑口駅の手前で入ったアナウンスに、篠ノ井線に何度も乗っている我々はスイッチバックだとピンときました。
かつては3キロほど先の一畑薬師まで線路が続いていましたが、太平洋戦争の末期に不要不急の路線であった一畑駅から先の運行を取りやめることになり、線路は軍事上必要な新線建設などに転用。
スイッチバックを余儀なくされるようになったのだといいます。
反対側のホームにいたのも「しまねっこ号」
何編成あるのかな?
ひたすら続く宍道湖。
「諏訪湖とは比べ物にならないくらい広いねぇ…」
それもそのはず、宍道湖は79.08平方kmで日本7位、諏訪湖は12.81平方kmでその6分の1もないんですから。
まだまだ続きます。
対岸が近くに見えてきたら、
ほどなく、終点の松江しんじ湖温泉駅に到着です。
完乗の記念に、駅構内の売店でクリアファイル(140円)をゲット。
ガラス張りの駅舎といい、新しい駅名看板といい、最近整備されたように見受けられます。
さて、ココからJR松江駅へはバスが接続しているそうですが…。
路線情報
★一畑電車
電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉(北松江線)の22駅、33.9km
および 川跡~出雲大社前(大社線)の5駅、8.3km で運行
https://www.ichibata.co.jp/railway/