2022 はたこトラベル創立記念旅行 3章5節「のぞみ28号、停電トラブルに巻き込まれる」

12月18日。およそ11万人に影響が及んだ大トラブルでした

12:15に博多を出発した「のぞみ28号」は、山口県から

広島県へと、東に向けて快調に進んでいきます。
さすがはJR東海が誇る“最高の新幹線”、N700S。
揺れもほとんど気にならず、終点まで乗って行きたくなる快適さです。

そんな順調な行程に異変が起こったのは、岡山駅。
通常ならすぐに発車するはずが、5分、10分経っても動き出す様子がありません。
「豊橋~三河安城間で停電のため、運転を見合わせます」
岡山から通路側の席に乗り込んできた欧米系の女性も、東京行きのチケットを手に天を仰ぎます。

岡山を40分弱の遅れで発車するも、姫路で再び運転見合わせ。
山陽新幹線から東海道新幹線への直通運転がすべて見合わせとなり、乗っている「のぞみ28号」も、東京行きから新大阪行きに変更となりました。
さらには、西明石で急病人発生。
在来線への乗り換えも検討するよう、アナウンスが流れました。

我々にとっては、名古屋からの「しなの」への乗り継ぎばかりが気になっていましたが、これほどの大ごとになっていようとは…。
日本の輸送の大動脈だけに、麻痺した時には恐ろしいと感じました。

ニュースのなかの光景が目の前に

2時間弱の遅れで新大阪へ到着すると、コンコースはとてつもない混雑。

途方に暮れて階段に座り込む人。
状況を尋ねようと駅員に詰め寄る人。
特急券を払い戻すために窓口に並ぶ人々。
ニュースで見る光景が、目の前に繰り広げられていました。

時刻案内は軒並み「遅れ2時間以上」と「発車未定」
結果的に運休は74本、遅れは最大で4時間半に及んだといいます。

運転再開見込みの16:40まではあと5分ほどとある一方で、運転再開見込み時刻変更のテロップが流れます。
こういうのはたいていが遅れるものだし、運転が再開されたにしても、乗れるようになるまでどのくらいかかるか見当がつきません。

さて、どうしたものでしょう…。

路線情報

★山陽新幹線
1972年3月15日に新大阪~岡山で開業、3年後に博多まで全通。
大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、福岡県の19駅、553km(営業キロは644.0km)を500系、700系、N700系で運行。
東海道新幹線からの直通運転も多い。

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