4月2日。明石といえばもうひとつ
突然ですが、小学校か中学校の社会科の授業で「日本標準時」って、習いませんでしたか?
「日本標準時」とは
グリニッジ時より9時間早い。
(百科事典マイペディア)
これは世界標準時より9時間進んでいる。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
ちなみに、東経135度を日本の標準時として規定したのは、1886年(明治19)7月13日に公布された「本初子午線経度計算方及標準時ノ件」という法令。
明治初期に敷設が始まった鉄道も、それ以前は、東京に始点のある列車は東京時刻で、京阪神の列車は大阪時刻で運行されていたんですって。
子午線を見に行こう
京丹後市(京都府)から和歌山市(和歌山県)にかけて12市ある、東経135度を通るまちのうち、1910年(明治43)に日本で最初に標識を立てたことから「子午線のまち」といわれるようになった明石市。
となれば、見てみたくなりますよね、子午線。
東経135度の子午線が通るのは、明石駅から1kmほど東。
駅の南口から、JRと山陽電車の高架を左に見上げつつ進みます。
「都心回遊路 時の道」とある交差点を過ぎた先が、山陽電車の人丸前駅。
駅の北側には、明石市立天文科学館と柿本人麻呂を祀る柿本神社を中心とする、人丸山公園があります。
改札口は地上の1カ所のみ。
窓口も基本的に無人です。
東経135度子午線と交差する鉄道は7路線(※)がありますが、プラットホームに子午線が交差しているのは、この駅が唯一。
※京都丹後鉄道宮豊線、山陰本線、加古川線、神戸電鉄粟生線、山陽新幹線、山陽本線、山陽電鉄本線
子午線は、ホームの明石寄りにあります。
神戸・大阪方面行きの普通列車を見送ると、
ホーム上の子午線と天文科学館が一直線。
このショットはお約束ですよね。
はるばる普通列車でやって来た、日本標準時のまちで見る夕景は少し特別な気がしました。
山陽電車で姫路へGo!
そして、18:36発の普通列車で明石へ引き返し、
姫路行きの直通特急に乗り換えます。
JRに乗り換えれば18きっぷが使えますが、敢えての山陽電車。
コストにとらわれず、乗ってみたい列車に乗れるようになったのも、オトナのアカシです。
とはいうものの、直通特急はぶっ飛ばすし、すっかり暗くなって景色も見えず(爆)
明石から35分ほどで終着の姫路に到着です。
施設情報
★人丸前駅
兵庫県明石市大蔵天神町1-15
北緯34度38分51.15秒 東経135度0分7.42秒
山陽電気鉄道本線の駅で普通列車のみ停車
駅番号はSY16
https://www.sanyo-railway.co.jp/railway/station/hitomarumae.html
“2023春・オトナの18きっぷ旅 1章4節「子午線が通る駅」” への1件の返信
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