4月2日。まだ暗いなか、活動開始です
姫路での宿泊先は、安心安定の東横イン(なので、ホテルについては割愛)
窓からは昨日乗ってきた山陽電車が見えました。
さぁ、今日も乗って行きますよ。
オトナの18きっぷ旅の2日目は、日本海側へ移動し、海軍ゆかりのまちである舞鶴へ。
これまでに横須賀、佐世保、呉と、日本に4カ所ある軍港のうちの3つを訪れていたことから「舞鶴を訪れて、軍港めぐりをコンプリートしたい」と、相棒は鼻息荒くいったのです。
ワタクシは軍港に興味があるわけではないけれど、海軍カレーを食べさせてくれるなら付き合ってもいいかなと。
5:55 姫路~06:35 寺前
ホテルの朝ごはんをパスしてチェックアウトし、姫路駅へ。
18きっぷにふたり分のスタンプを付いてもらって改札をくぐります。
のりかえ口の改札を経て、
1・2番線が播但線。
階段に沿って沿線の各駅が木版画で描かれていました。
一帯は「銀の馬車道・鉱石の道」として、日本遺産にも認定されているんですって。
銀の馬車道:https://www.gin-basha.jp/
なお、播但線の長谷駅以北(一部駅を除く)では交通系ICカードは利用不可。
でも、我々は18きっぷなので心配はいりません。
姫路~寺前の区間は、主にワインレッドの103系が使用されていますが、
我々が乗った始発列車は、東海道・山陽本線の新快速と同じ221系。
発車後は、新幹線の高架を右に見ながら進み、
ほどなく北へ分岐します。
あっ! こんなところに、えきそばの「まねき食品」が!
車窓から見た日の出。
朝日が住宅地を力強く照らします。
車内で朝ごはんを食べていた20分ほどの間に、あたりはすっかりのどかな風景に変わりました。
姫路を出てから40分。
列車は終着の寺前へさしかかります。
06:38 寺前~07:26 和田山
向かいのホームに待っていたのは、タラコのような、ホオズキのような色の車両。
寺前から先は非電化区間となるため、ココで気動車に乗り換える必要があるのです。
キハ40系、またお会いしましたね。
年季の入った茶色いクロスシートの車内。
天井の扇風機が昭和です(一応、エアコンもあり)
寺前を発車した列車は、市川に沿って北上。
山肌を、川沿いを、盛りのサクラが彩ります。
長谷から先の長い勾配をディーゼル音を響かせて上っていき、
峠を過ぎて、一気に下っていきます。
竹田駅は「天空の城」「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれる竹田城跡の最寄り駅。
しかしワタクシの目は、行き違いの列車に向きました。
蒔絵を施した玉手箱を思わせる観光列車「うみやまむすび」
一般の営業列車としての運転日は発表されていないので、遠目に見られただけでもラッキーかも。
やがて列車は山間を抜け、豊岡盆地へ。
円山川がゆったりと流れています。
そして、定刻どおりに和田山へ。
駅北側に残された、屋根の落ちたレンガ造りの建物と給水塔がもの寂しく映ります。
明治45年につくられた機関庫跡。
蒸気機関車時代の鉄道遺産も、ただ朽ち果てていくしかないのでしょうか…。
姫路から乗ってきた播但線はココまで。
この先は山陰本線で東へと向かいます。
路線情報
★播但線
姫路~和田山間の18駅、65.7kmを結ぶ、西日本旅客鉄道の路線。
姫路~寺前の電化区間では主に103系電車、寺前~和田山の非電化区間では主にキハ40形、41形気動車が使用されている。