2023春・オトナの18きっぷ旅 2章1節「播但線」

4月2日。まだ暗いなか、活動開始です

姫路での宿泊先は、安心安定の東横イン(なので、ホテルについては割愛)
窓からは昨日乗ってきた山陽電車が見えました。
さぁ、今日も乗って行きますよ。

オトナの18きっぷ旅の2日目は、日本海側へ移動し、海軍ゆかりのまちである舞鶴へ。
これまでに横須賀、佐世保、呉と、日本に4カ所ある軍港のうちの3つを訪れていたことから「舞鶴を訪れて、軍港めぐりをコンプリートしたい」と、相棒は鼻息荒くいったのです。
ワタクシは軍港に興味があるわけではないけれど、海軍カレーを食べさせてくれるなら付き合ってもいいかなと。

マイルとGo Toで行く長崎 1章2節「駅チカで自衛隊グルメ」 【させぼっくす99+1(佐世保市)】

2年越し、●●を果たす瀬戸内旅 1章3節「海軍カレーを食す」


5:55 姫路~06:35 寺前

ホテルの朝ごはんをパスしてチェックアウトし、姫路駅へ。

18きっぷにふたり分のスタンプを付いてもらって改札をくぐります。

のりかえ口の改札を経て、

1・2番線が播但線。
階段に沿って沿線の各駅が木版画で描かれていました。
一帯は「銀の馬車道・鉱石の道」として、日本遺産にも認定されているんですって。

銀の馬車道:https://www.gin-basha.jp/

なお、播但線の長谷駅以北(一部駅を除く)では交通系ICカードは利用不可。
でも、我々は18きっぷなので心配はいりません。

姫路~寺前の区間は、主にワインレッドの103系が使用されていますが、

我々が乗った始発列車は、東海道・山陽本線の新快速と同じ221系。

発車後は、新幹線の高架を右に見ながら進み、

ほどなく北へ分岐します。
あっ! こんなところに、えきそばの「まねき食品」が!

2023春・オトナの18きっぷ旅 1章5節「驛麺②」【えきそば 在来線上り店(姫路市)】


車窓から見た日の出。
朝日が住宅地を力強く照らします。

車内で朝ごはんを食べていた20分ほどの間に、あたりはすっかりのどかな風景に変わりました。

姫路を出てから40分。
列車は終着の寺前へさしかかります。

06:38 寺前~07:26 和田山

向かいのホームに待っていたのは、タラコのような、ホオズキのような色の車両。

寺前から先は非電化区間となるため、ココで気動車に乗り換える必要があるのです。
キハ40系、またお会いしましたね。

年季の入った茶色いクロスシートの車内。
天井の扇風機が昭和です(一応、エアコンもあり)

寺前を発車した列車は、市川に沿って北上。

山肌を、川沿いを、盛りのサクラが彩ります。

長谷から先の長い勾配をディーゼル音を響かせて上っていき、

峠を過ぎて、一気に下っていきます。

竹田駅は「天空の城」「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれる竹田城跡の最寄り駅。
しかしワタクシの目は、行き違いの列車に向きました。

蒔絵を施した玉手箱を思わせる観光列車「うみやまむすび」
一般の営業列車としての運転日は発表されていないので、遠目に見られただけでもラッキーかも。

やがて列車は山間を抜け、豊岡盆地へ。

円山川がゆったりと流れています。

そして、定刻どおりに和田山へ。
駅北側に残された、屋根の落ちたレンガ造りの建物と給水塔がもの寂しく映ります。
明治45年につくられた機関庫跡。
蒸気機関車時代の鉄道遺産も、ただ朽ち果てていくしかないのでしょうか…。

姫路から乗ってきた播但線はココまで。

この先は山陰本線で東へと向かいます。

路線情報

★播但線
姫路~和田山間の18駅、65.7kmを結ぶ、西日本旅客鉄道の路線。
姫路~寺前の電化区間では主に103系電車、寺前~和田山の非電化区間では主にキハ40形、41形気動車が使用されている。

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