4月25日。お蔵入りと思われたネタが復活です
コトの始まりは、スタンプラリーBOOKを片手にアンテナショップをめぐった1月最後の週末のこと。
相棒を見送った後に銀座に舞い戻り、閉店間際の銀座NAGANOでたまたま目に留まったのが、諏訪の地酒を使ったケーキでした。
そこそこ日持ちするのを幸い、翌週末に持ち帰って試食したところ、地酒の風味がしっかり感じられて、なかなかの逸品。
諏訪方面に出かけるついでに買えないかとパッケージを眺めたところ、岡谷にある「ヌーベル梅林堂」という店がつくっている品だと分かりました。
アクセス
そして2月最初の日曜、甲府のワークショップへ向かう途中にさっそく立ち寄ることに。
県道16号(岡谷茅野線)沿い、イルフプラザとは交差点を挟んですぐ目の前。
岡谷駅北口からも300mほどです。
店内の様子
「諏訪の月」「くるみやまびこ」をはじめ、焼き菓子を中心に製造販売している「ヌーベル梅林堂」の本店。
この時は稼働していませんでしたが、キッチンはガラス張りになっており、工程を見ることができます。
「あった、地酒ケーキ♪」
お目当ての品でひとつのコーナーができているのを見ると、やはりうれしくなるものです。
地酒ケーキは、岡谷市から茅野市にかけての9つの酒蔵とコラボしたお品。
プレゼント用のセット商品や、利き酒感覚で楽しめるよう全種類をコンプリートしたセットもあります。
事業継承により醸造を再開したばかりの「御湖鶴」は、現時点では取り扱いがありませんが、ラインアップに戻ってきてくれる日を心待ちに…。
ちなみにこの場所は、かつて八十二銀行の岡谷支店だったとのこと。
店の一角には、設立当時に使われていた金庫扉が残されています。
いただきます
その後も音楽仲間を連れて行ったり、その音楽仲間のリクエストだったりで、諏訪方面で用事があるたびに足を運んでいた相棒。
今回は翌日に出向くレッスンのお茶菓子のついでとして、我々の分も買ってきてくれたのでした。
買ってきた4種類から「神渡」と「麗人」の2種類を選びました。
そのつもりはなかったのに、銀座NAGANOで買った時とまったく同じチョイス(笑)
袋に巻いてある帯以外に目印がないため、どちらがどちらか分からなくならないよう、袋を開き、折りたたんだ帯を引っかけておきました。
■地酒ケーキ 神渡(180円)
「神渡」を手がける豊島屋は、慶応3年の創業。
ヌーベル梅林堂からもそれほど離れていない蔵元です。
口当たりは優しいですが、後から広がる香りはふくよか。
品のいい味わいです。
■地酒ケーキ 麗人(180円)
諏訪5蔵のひとつに名を連ねる「麗人」は、寛政元年(1789)創業と、4種類のなかでは最も歴史のある蔵元。
5蔵めぐりで一番口に合った銘柄でもあります。
ナイフを入れた感触からしてお酒の含み加減が違うし、口当たりも硬派。
そのわりに後口はほとんど残りません。
「ヌーベル梅林堂」は、岡谷本店のほか、茅野、諏訪、下諏訪にも店舗があり、商品は県内および東京、神奈川の東急系列の店舗などでも取り扱っているとのこと。
(くわしくは → コチラ)
個性豊かな諏訪の地酒も、そんな地酒を使ったケーキも、1ファンとして多くの人に知ってもらいたいものです。