長野日帰り食べある記その1「駅ナカでまずは食前酒」【醗酵バー醸（長野市）】

2月21日。相棒と電車でお出かけです

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発出されている地域（特定都道府県）との往来を控えるようにと、県からお願いが出ているなかですが、相棒から「遠出はできなくても、せめて長野へ行きたい」と。
ということで、今回も「信州往復きっぷ（1,500円）」に登場いただきました。
2両編成の普通列車は、週に1度の通勤で乗るあずさより「密」
松本～長野とふたつの街をつなぐ路線なだけに、増結してくれたっていいのにねぇ…。

アクセス

およそ1時間で長野駅に着き、さっそく向かったのはコチラ。
食べ歩く前には、食前酒というわけで。

長野駅コンコースから直結、駅ビルMIDORIの2階。
信州お土産参道・ORAHO内、信州くらうどの一角にある「醗酵バー醸」です。

店内の様子&メニュー

飲んで、食べて越後米づくし番外編「結局、我々は信州人」【醗酵バー醸（長野市）】

前回、越後湯沢へ行った帰りに立ち寄ってから1年半。

以前はぐるりと4方向から使えたテーブルも、現在は中央にパーテーションが設けられ、2方向からしか使えないようになっています。

では、1杯飲る前に、おみやげに買って帰るお酒の偵察をば。

「おぉっ、『渓流』の遠藤酒造場にこんなお酒が!」
冷ケースの上段に見つけた品に、相棒はコーフンを隠せません。
「彗」と書いて「シャア」と読ませる純米酒。
アニメも映画も見たことがないワタクシでも「ガンダム」だというコトだけは分かります。

遠藤酒造場：https://www.keiryu.jp/
彗（シャア）：https://www.keiryu.jp/fs/endo/c/char

さすがに店頭メニューにはないだろうと思っていたのですが、

なんと、大吟醸セットのひとつとして名を連ねていました。
1,250円出してセットで飲むか、それとも750円で単品にするか…。

他のお酒との兼ね合いも重要だから、悩むんですよね（笑）

いただきます

■シャア BENNETT 純米大吟醸（750円）、野沢菜ポテトサラダ（300円）
どのくらいの量なのかをスタッフに尋ねたうえで、単品で。
黒いラベルの「中取り」といわれるお酒です。
「中取り」は、醸造タンクの中ほどから汲み出した、味と香りのバランスのいい部分。
注いでもらっている時からフルーティーな香りが立ちますが、甘ったるさはなく、後口は米の香りに変わります。
うまみがあまり強くないので、シメサバやイクラおろしなど、脂分や塩気のある魚介が合いそう。
鮭とばとかいぶりがっこといった、スモーキーなアテも酔さそうです。
野沢菜ポテトサラダは、マッシュと角切りの両方の食感がおもしろい。
そういえば漬物も発酵食品でしたっけ。

<br />

■樽生シードル JULIEN（660円）
一方ワタクシは、他ではめったにお目にかからないからと、生シードルを。
長野県初の自家栽培自家醸造のシードル醸造所、カネシゲ農園（下伊那郡下條村）でつくられたクラフトサイダーです。
炭酸は思ったよりもキツめ。
甘味はなく、酵母臭を強く感じるあたり、リンゴ農家が自家消費するどぶろくをイメージさせます。
食事のお供よりは、単体で嗜みたいツウ好みの味。

カネシゲ農園：https://www.kaneshige.jp/